2009年12月24日

飴職人を探して


























































   パレルモの西側に位置する街、トラパニ。この旅の目的のひとつである「シチリアの飴職人に会う」を求めてやって来ました。

今から約7~8年前、熊本市内の上通りアーケードの先から右に曲がった所のカフェで働いていたときの事。お客様に読んで頂く為に数種類の雑誌を置いておりました。そのなかに『TITLLE』という雑誌がありまして、表紙に、とても奇麗に可愛く輝く飴の写真が使われてる号がありました。その号の『TITLLE』では"SICILIA"を特集していたワケです。その”とても奇麗に可愛く輝く飴”はシチリアのトラパニという町の飴職人が作っていて、その職人さんはオジイチャンなのですが、跡継ぎがいないからそのオジイチャンの代で最後だと書いてありました。当時、私は「シチリアに行って飴の修行をして跡を継がせて貰おうかな…」なんて事を思っていたわけです。五分の一くらい本気で…。とかなんとか言っちゃっても、そんな事はすっかり忘れておりました。しかし、旅に出る前にミカンマン(そのカフェでバイトをしていた男)から「覚えてますかミスター? 飴職人に成るとか言ってた事…」と言われて思い出しました。だから今回、飴職人のジイチャンに会いに行くのです。


パレルモから列車で3時間。駅に着くと早速飴職人探しスタート。前日にネットで調べたので、なんとなーくここら辺かな?って事は分かってはいます。しかし、なかなか見つかりません。タバコ屋のオッチャンに聞いても分からず、パン屋の兄ちゃんに聞いても分からず、歩けども歩けども…、小走れども小走れども…、あーもう帰りの列車の時間が近づいて来たー。ちょっとBARでヒトヤスミ。そうだ、最後にBARのオッチャンに聞いてみよう。「おっちゃーん、この当たりの飴職人知ってますか?」「知ってるよ。すぐそこ。そこ曲がって右」「オー! ヤッター」「連れてってやるよ」「ぐらっちぇ」とうとう飴職人のじいちゃんに会えるバーイ!

「ここだよ。でも閉まってるね。午前中は開いてたんだけど…。5時くらいになればまた開くよ」

ザンネーン! 何度もこのシャッターの前歩いたけどそりゃ気付かんわーい。5時まで待てない。列車が行っちゃう。諦めて帰るとするか…。と、その時、一台の車がそのシャッターの前にとまり、車から出て来たオニイサンがシャッターを開け始めました。軌跡!? シャッターが開いたソノ中は飴屋さん。忘れ物かなにか採りに帰って来たの? 「あのー…、」「入っていいよ」「ぐらっちぇ」



どうやらココで作って売っているらしい。しかし、ジイチャンじゃない…。頭薄いけどまだオニイサンだ。ニセモノ? 跡継ぎ? 息子?

昨日のネットの情報によると飴の種類は6種類くらいしか作ってないらしいのですが、もっと多い種類の飴が並んでいます…。ジイチャンの店はココじゃねーな? でもとりあえずは飴は買っておこう。飴自体は雑誌の表紙になっていた飴と同じだもんね。


































実は探し始めてすぐの時に、ココじゃないの? と思った屋台っぽい怪しい建物があったのですが、ソコにもコノ店にぶら下がっている看板と同じ看板がありました。ジイチャンはそっちでやってんのかな? ソコも開いてなかったから確認は出来ませんが…。

ちゅーことで、ジイチャンには会えず仕舞い。でも、若い人が飴職人やってるみたいだから安心しました。私の出る幕ではないようです。列車に揺られてパレルモへ帰ります。

明日はアルベロベッロだ。



2009年12月16日

南へ飛べ!





お次は一気にシチリア島まで飛びました。『eazyjet』というヨーロッパを飛び回る格安航空会社を利用して約10000円です。もっと早く予約すれば3~4000円くらいで行けそうです。距離で言うと熊本-仙台間くらいですから、かなり安いですね。

シチリア島の州都パレルモに到着すると予約したホテルに向かって歩き出しましたが、途中の路地売店でシチリア名物”アランチーニ”に遭遇。

























早速購入いたしました。ひとつ1,20€です。店のオッチャンがチンしてくれてアツアツをガブリッ…、うーん…微妙…アツアツじゃないし、コレちょっと傷んでる? 朝から作ってずっと外に放置で夕方4時くらいだからやっぱダメか? オッチャンの視点合ってなかったしな、残念。


シチリアと言えばイタリアンマフィアの地元。ゴッドファーザーです。治安はとーっても悪いそうです。またひったくりに会わないように気をつけなきゃ。気を付けながらバンゴハンの場所を探します。街を歩きながらあっちこっちの店内覗いてメニュー見て値段見て”イワシのパスタ”があるかどうかチェックして…。そうです、目指すは”イワシのパスタ”! 赤いトマトソースではなく黒いソースのイワシパスタ。イカ墨の黒ではないようで、何の黒なのかは謎!? 楽しみー!


行き着いたのは観光マップに広告を出していたレストランで『Capricci di Sicilia』.

ここもいろんなグルメ雑誌に紹介されてるみたいです。中に入ってみると、ビンゴ! ネクタイ閉めたサラリーマングループ客もいるし、男性独り客が3人もいるし、常連さんらしきオバチャンもいます。こういう店はあまりハズレません。



オーダーは”シチリアの前菜盛り合わせ”と”spagettini con sarde(イワシパスタ)”と”魚介フリット”とシチリア産白ワイン。














”シチリアの前菜盛り合わせ”には”インヴォルティー二 ディ サルデ(イワシの巻き巻き揚げ)”、”パネッレ(ヒヨコ豆粉の揚げ物)”、”カポナータ”、”パンピザッぽいの”、”ポテマ丸君っぽいの”の5種類が。

中でも感動したのは”インヴォルティー二 ディ サルデ”です。やはりイワシ自体が美味いのは言うまでもないのですが、巻き巻きしてある中には何が入っているかというと…、秘密です。フフッ。ハッキリ言って日本で見た事ないかも? 再現できるかなコレ?



”spagettini con sarde”で使っている麺の種類はブガッティー二。ちょっと太めで中心に穴が空いているタイプです。コレが良く合う。そして黒いソースの謎は…、秘密です。ヘヘッ。食べた感想としては「もっとイワシイワシしてるかと思ってたけど結構野菜系?」みたいな。レーズンも入ってるし。



”魚介フリット”は見たまま。海老もタコもイカも揚げただけで美味いっす!


いやはやジェノヴァに続いてイイ店でした。当たりですた。明日はトラパ二に行くバイた!

2009年12月15日

大好きなジェノベーゼのジェノヴァ

ニース、モナコからイタリアへ戻ってジェノヴァです。ペスト(バジルペースト)が有名なので、勝手に山の中かと思っておりましたが海沿いの街でした。

まずは市場へ。地元の新鮮な海の幸や山の幸が豊富に揃っているので、ココで今夜食べるものを想像します。





































































いやー、いろいろありますね。バジルもゴボウも鮮魚も色々。やはりココでは魚とジェノベーゼパスタは欠かしてはいけないようです。
















街の隅から隅まで歩き回って決めた一軒は赤い魚のマークが可愛い『da Rina』です。ミシュランにも紹介されているようなので味に間違いはないでしょう。だってマラドーナも来てるもん。


オーダーしたのは”魚介の蒸しただけ前菜””ラザニアのジェノベーゼ”"タラとジャガイモとオリーブの煮込み"の3品。まず出て来たのは、な、な、なんとぉ!”ゼッポリーネ”。












青のりは入ってませんが代りにネギが入っていました。



続きまして"魚介の蒸しただけ前菜"

蒸し加減と言い塩加減と言いパーフェクト! ★3つです! 当然素材が新鮮なので美味しいのは当たり前かも知れませんが、絶妙の蒸し加減と塩加減は職人技だと思います。













お次は”ラザニアのジェノベーゼ”。ラザニアとは板状のパスタの事ですが、たいていはボロネーゼソースやホワイトソースと重ね焼きするものだと思っとりましたところ、いわゆる麺として出て来たのには驚き。もちろんペストの味と香りと色と申し分なし。さらにツルッとした食感も後を引きます。市場でペスト買ったから帰って自分で作ってみよーっと。




最後に"タラとジャガイモとオリーブの煮込み"。タラは随分煮くずれておりますが、何とも美味です。赤っぽいスープはダシを採るのに使った色々な魚介の色でしょう。とても複雑でいながらシツコクはなく、しっかりとした味付けの食べ応えのある一皿でした。

さてさて、★は付いていなくとも、初のミシュラン紹介物件での食事だったわけですが、さすがに大満足です! ハッキリ言って”魚介の蒸しただけ前菜”にはビビりました。ウマ過ぎです。後は、駅に向かって走るだけ。出発まで20分しかないからね♡


2009年12月10日

ついでにモナコ

モナコはひとつの国です。”モナコ公国”といってフランスの中にある世界で2番目に小さな国。ちなみに1番目に小さな国はイタリアの中にある”バチカン市国”ですよ。

モナコといえば”F1・モナコGP”と”カジノ・モンテカルロ”が有名どころ。あとはとにかくお金持ちが集まる税金払わなくていい国で、ジャン・アレジとゴクミが住んでて…、ってイメージ?

さてさて駅を降りて街を歩いて港に向かいましたところ、まあビックリ。信号機がほとんど見当たらないと思ったら、道を渡る歩行者を見つけたドライバーは当たり前のように車を止めて「ハイ、ワタッテドウゾ」って待っててくれます。みーんながです。余裕の塊? イライラしてる人なんて居ないのかも…。なんだか素敵な国だ…。









港の豪華クルーザーも、フェラーリもよく似合うよ。
少々のムカつきを覚えるくらいよく似合う…。私もココに住めるくらいのリッチマンになろーかね。

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2009年12月8日

Nice NICE! ナイスニース!

久々のブログ更新。なぜかネット環境に縁のない今日この頃です。マックに行っても繋がらないし、宿でも繋がるハズなのに繋がらないし…。
では、だいぶん前に書くだけ書いた原稿ですが…、どーぞ読んでやって下さいまし。

お隣の国フランスへちょっと足を踏み入れて来ました。フィナーレリーグレから列車で1時間半くらいのところです。海沿いを走り”モナコ”を超えてスグ。目指すはモノホンの”ニース風サラダ”! 

ココからは、私にエッツィオ&和子夫妻を紹介してくれたmegも参戦。ご存知の方もいらっしゃるでしょう。熊本No,1イタリアンレストランであるワレラが『GIARDINO - ジャルディーノ-』で2年半ほど奮闘してくれたIma-megです。6月からのイタリア語学留学も終盤にさしかかり、帰国前にちょいトリップです。

マズは駅を降りて安宿を探しながら街を歩きまくり。フランスのホテルでは☆の数と料金表を必ず入口の外に表示してあるので非常に分かりやすいです。駅前付近は比較的安いのですが少々古い建物が多く、駅から少し離れて海沿いに行くと奇麗なホテルが増えて来ます。しかしコチラは少々高め。いくつか目星を付けながら歩く事1時間くらい? そろそろ決めなきゃいけません。一番安い宿にします。☆は着いてませんが新しくて奇麗そうです。”地球の歩き方”にも書いてありますが、ホテルの☆の数はあまり当てになりません。

荷物を下ろしたらバンゴハンへGO!です。フロントの爺ちゃんにオススメの店を聞いて出発! ホテルから歩いて5~6分の旧市街へ向かいます。昔ながらの、歴史がありそうで、地元の料理を食べさせてくれそうなレストランはだいたい旧市街にあります。爺ちゃんからは3件教えてもらったのですが発見出来たのは1件。テラスがある小洒落た感じのレストランですが、メニューをチェックしてみると少々お高い。どうやら観光客用のレストランな予感がします。そんな時は”地球の歩き方”に掲載されている「地元の人で賑わうレストラン」ってやつを探すのです。

発見! 『RESTAIRANT Acchiardo』
外から覗くと確かに地元っこらしき人達でいっぱいです。価格もお手頃。”ニース風サラダ”もあります。やるな…”地球の歩き方”。
早速お邪魔すると、言葉はみなさんフランス語。当たり前です。メニューはフランス語。当たり前です。イタリア語のメニューは読めばだいたい内容は分かるのですが、フレンチは…。するとどーでしょー、”地球の歩き方”掲載店でよくある日本語メニューも登場! これが登場すると「観光客用の店か…」とちょっぴり肩を落とすわけですが、と同時に「コレはコレで助かるます…」なのです。ホホホ。

日本語メニューとフランス語メニューを見比べながら、”ニース風サラダ””野菜のグリル””仔牛のカツレツAcchiardo風”をオーダー。
マズは”ニース風サラダ”。ニース風ってドコら辺がニース風? 私が知っている”ニース風サラダ”には”ゆで卵”と”オリーブ”は必ず入っているような気がします。ドレッシングはフレンチドレッシングっぽいマヨ? 見たいな? でしょうか?


そこで出て来たのがコレ。
”ゆで卵”と”オリーブ”は入っています。その他は写真の通りですがヘヘーと思ったのはアーティチョークとエシャロットとアンチョビーフィレ。そしてドレッシングはアンチョビー入りのフレンチドレッシングにマスタード多めな感じ。goodです。buonoです。




お次は”野菜のグリル”。茄子とズッキーニとパプリカをグリルして酢とオリーブオイルでマリネしてありました。冷たい料理です。上に乗っかっている生のニンニクとアンチョビーがアクセントになってるのですが、あるのとないのじゃエライ違い。この一皿はコレで成り立っていると言ってもいいと思います。




最後は”仔牛のカツレツAcchiardo風”。メニューにはいろんな肉料理がありましたが、ココの店のオリジナルを、と思いオーダー。しかし、若干失敗の雰囲気…。マズくはないです。美味しいです。でも、かなりドッカリでソースは酸味と甘みとトロミがあってスーパイコー風? フレンチっぽくないでした。オヨヨ。




初めてのフランス、ニース。ココはもともとイタリアだったこともあり、街並みや料理はイタリア寄りみたいです。とは言え、イタリアとはいろんなトコロが違うニース。街行く人の顔は男性も女性も洗練された感じがあります。はっきり言ってメチャクチャカワイイしカッコイイです。街のスーパーに並んでいる商品のパッケージもセンスあります。市場では野菜等の商品が美しく陳列されています。そう思うと、パリに行くのが楽しみになりました。
とりあえず、今回、ニースで”ニース風サラダ”を食べたワケですが、この”ニース風サラダ”はまぎれもないホンモノでしょう。と願いまして、コレからもホンモノを求めて旅は続きます。ではまた。

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